つい一週間程前のこと
長野市にある柄木田製粉さんの工場見学へ
一般的に小麦粉は、小麦粉に含まれているたんぱく質の量によって種類が分けられる
強力粉・準強力粉・中力粉・薄力粉
その中で、パンに使われるのが強力粉である
小麦を製粉する場所にいれたら、すぐに製粉されて出てくると想像していた
しかし、製粉工場では、一気に小麦をつぶして粉を採るのではなく、何段階にも分けて製粉されているのだと初めて知った
まず、収穫された小麦粉が製粉会社へ運ばれる
異物は麦の段階で取り除く
この異物を取り除く作業だけでも何段階にも分かれている
次に、調質(加水)
これは、収穫時に麦が硬い状態の為、扱いやすくするためだ
例えば、調質せずに製粉してしまうと、色が悪くなったりするそう
ここまでが、製粉する前の前段階
後は、挽き方の種類によって、破砕・ふるい・純化の工程へ
粉によっては、この工程を何度も繰り返す
そして、小麦粉サイロへ経て、ようやく袋詰めされる
見学の1時間では、全てを見ることは到底出来なかった
思った以上に複雑すぎて、想像を遥かに超えていた
あぁ。小麦粉ひとつでも、こんなにも手が掛かるのだな
小麦粉を作ってくれた人、製粉してくれた人、届けてくれる人などなど・・・
多くの人の手と機械を通して、わたしたちの店舗にも運ばれる
そして、パンを作り、はじめて商品としてお客様のもとへ
私たちにできることは、
手をかけてくれた想いを感じながら、パンと向き合い、“おいしい”をお届けすることです(^^)/
もうすぐ刈り取りの季節
新麦が今から待ち遠しい(´▽`*)ワクワク
参考資料
小麦の魅力ー豊かで健康な食生活を演出ー(改訂版)財団法人 製粉復興会